水産物のたいへんな状況

海水温の変化、プラスティックの海への投下、天然資源の枯渇など、水産業にはたくさんの問題があります。

これからの限りある水産資源(海の恵み)を生かしていけるか、今までのような人間の自分勝手ばかりではもう取り返しがつかない状況に来ていると思います。

秋の味覚、サンマが不良なのもテレビなどで聞いていました。そして、今まで西の方でとれていた魚が宮城でとれるようになっていることは驚きでした。

私の住む石巻は魚が美味しいことで有名な町です。漁港、水産業が主流を占めている町。

これから「どうなるんだろう?」というのが、本音です。

年配の方に聞くと、「昔、町に行くと船から下りてきた人で、肩をぶつけ合いながら歩いていたんだよ」と聞きました。

今、町中は“がら~ん”としています。震災前からです。震災で有名になった石巻に、津波の爪痕を見に来ている人たちもいますが、それももすぐ終わるでしょう。

これから水産資源が減っていたらこの町はどうなっていくんだろうと考えることがあります。

できれば「海と共生共存できるまち作り」をキャッチフレーズに、若い人たちも暮らしやすい、地元の美味しい物が食べられる、魅力ある石巻になってほしいと思います。大学もありますし、環境問題、海水温の問題などなど、積極的に取り組むまちになっていってほしいと思います。

ミネラルが豊富な海産物、海の恵みで、豊かな暮らしをしていたこのまちが「海への恩返し」のつもりで、本気で水産物、海の環境問題に取り組んでいくタイミングではないかな?と考えます。

日本は豊かな海の恵みで生かされてきた国です。今こそ真剣に取り組むべきではないかと考えます。

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この記事を書いた人

石巻の食育コンダクター。食の安全、日本の食が守られることを応援している。

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